NYも射程圏内か 脅威増す北“ミサイル”の技術進化[2016/02/08 16:38]

 これまで、北朝鮮の長距離弾道ミサイルは、発射されるごとに射程を伸ばしてきました。日本時間の7日午前9時31分に発射された「人工衛星」と称されるミサイルは、次々とロケットを切り離しながら一部は沖縄県の上空を通過。これまでのテポドン1号や2号、そして、銀河(ウンハ)3号改良型よりもさらに射程を伸ばし、今回は、1万2000キロから1万3000キロと推定されます。これは、ワシントンやニューヨークにも届く距離で、アメリカへの脅威が現実のものとなっています。北朝鮮は人工衛星の打ち上げとしていますが、韓国の情報機関「国家情報院」によりますと、弾頭部分の人工衛星とされている物体は重さが200キロほどしかなく、通常の人工衛星に比べて軽すぎるため弾道ミサイルであると指摘しています。韓国政府は、北朝鮮が核弾頭を搭載できる大陸間弾道ミサイルの開発に向けて技術の蓄積を進めているとして、警戒を続ける方針を示しています。

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