中国が新たに環礁占拠か 中国側「曳航」と否定[2016/03/02 21:21]

 南シナ海で、中国が新たに環礁を占拠したとフィリピンのメディアが報じました。これに対し、中国政府は座礁船の曳航(えいこう)のためだと否定しています。

 フィリピン紙のスターは、南シナ海の南沙諸島、英語名スプラトリー諸島のジャクソン環礁の海域に先月から中国船5隻がとどまり、フィリピンの漁船が追い払われるなどしていると伝えました。そのうえで、「中国による新たな占拠だ」と指摘しました。ただ、フィリピン外務省によりますと、「すでに中国船は立ち去ったことを確認した」ということです。これについて、中国外務省の洪報道官は会見で、「座礁した漁船を曳航するためで、安全確保などを考慮して周辺海域の船に退避を求めた。すでに環礁を去った」と占拠を否定しました。そのうえで、「中国は南シナ海で係争の余地のない主権を持っている」と強調しました。