トランプ氏決着つけるか 大票田5州予備選間もなく[2016/03/15 11:47]

 アメリカ大統領選挙の候補者選びは、大票田となる5つの州で予備選が日本時間の15日夜に始まります。共和党のトランプ氏は独走態勢に入るのでしょうか。

 (吉川純一記者報告)
 決戦前夜となったトランプ氏の集会会場となった空港は、支持者と抗議者の衝突を警戒し、物々しい雰囲気に包まれました。空港周辺では、空港の広い敷地内に入る車を1台1台チェックするなど厳重警備が敷かれました。その効果もあってか、ここでは大きなトラブルはありませんでした。実は、トランプ氏は急きょ、会場をフロリダ州からオハイオ州に変えました。地元の知事で主流派の一人、ケーシック氏に追い上げられているためです。演説でトランプ氏は対抗心をむき出しにしています。
 共和党・トランプ氏:「あなたたちに今夜、最もしてほしいことは、家に帰って寝てよく休むこと。明日、投票に行ってケーシック氏を倒すことだ」
 一方、もう一人の主流派のルビオ氏は、今回の予備選で負ければ撤退に追い込まれかねません。地元のフロリダ州に張り付き、ギリギリまでドブ板選挙を展開。「助けがなければ勝てない」と必死に訴えました。トランプ氏が事実上、選挙戦に決着を付ける形になるのか、ライバルが一矢報いるのか、運命の時が迫っています。

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