台湾 国民党・洪秀柱氏が勝利、中国との対話強化へ[2016/03/27 10:56]

 今年1月の総統選挙で大敗した台湾の与党・国民党の新しいトップに親中派の洪秀柱氏(67)が選ばれました。

 台湾の国民党は26日、1月の総統選挙で最大野党・民進党の蔡英文主席(59)に大敗して引責辞任した朱立倫主席(54)の後任を決める選挙を行い、中国との統一志向が強い洪氏が初当選しました。国民党の主席に女性が就任するのは初めてです。洪氏は当選後、中国との対話を強化していく考えを改めて示しました。洪氏は当初、総統選挙の公認候補に選ばれていましたが、中国寄りの発言が台湾で強い反発を招いたため、公認を取り消されていました。台湾では中国と距離を置く民進党が躍進する一方、国民党の支持率は低迷しています。また、国民党によりますと、中国の習近平国家主席は、互いの政党が信頼の土台を固めていけることを期待するなどと祝電で述べたということです。

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