過激度まるでトランプ氏 フィリピン大統領選で注目[2016/05/07 17:50]

 週明けの月曜日に投開票されるフィリピンの大統領選挙では、その過激な発言から「フィリピンのトランプ氏」とも呼ばれる候補がリードしています。

 地元メディアの最新の世論調査などによりますと、優勢とされているのは、元検察官でミンダナオ島のダバオ市長を務めるロドリゴ・ドゥテルテ氏です。ドゥテルテ氏は犯罪撲滅に向けた強硬な姿勢で人気を伸ばしていて、その過激な発言から「フィリピンのドナルド・トランプ氏」などとも呼ばれています。2位には上院議員のグレース・ポー氏、3位には僅差でアキノ大統領の後継指名を受けたマヌエル・ロハス氏が続きます。ポー氏は生後まもなく教会の入り口に置き去りにされ、その後、国民的な人気俳優の養子になりました。政治経験は浅いものの、清廉なイメージから高い人気を誇っています。選挙戦も終盤となり、各候補とも精力的に遊説するなどラストスパートをかけています。

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