トルーマン元大統領の孫「核廃絶の手段言及に期待」[2016/05/12 08:02]

 アメリカのオバマ大統領の広島訪問について、原爆投下を命じたトルーマン大統領の孫は、二度と核兵器が使われないために核廃絶に向けた現実的な道筋を示すよう求めました。

 トルーマン大統領の孫、クリフトン・トルーマン・ダニエル氏:「(大統領の広島)訪問は素晴らしい。象徴的な意味でも良いことだと思う。(オバマ大統領のスピーチが)象徴的な内容だけにとどまらず、世界的な安全保障の改善と核軍縮、核廃絶に向けた現実的な手段について言及してほしい」
 ダニエル氏は、原爆投下を命令した祖父について「彼は決して謝罪はしなかったが、大勢の人が亡くなったことを苦悩していた」と語りました。そのうえで、広島訪問をきっかけに、核廃絶に向けた具体的な手段について核保有国同士の「対話」が始まることを期待すると述べました。

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