今も自由な議論が許されず…文化大革命から50年[2016/05/16 17:02]

 5月16日は、中国を大混乱に陥れた文革(文化大革命)が始まった日からちょうど50年となります。しかし、文革は今でも敏感な話題となっています。

 文革は1966年に毛沢東氏らが始めた運動で、毛氏の個人崇拝を極端に推し進め、資産家などを虐待しました。さらに、大学受験を廃止し、知識層を地方で強制労働させるなど、社会を大混乱させました。毛氏が死去した1976年に終了しますが、中国国外の研究によりますと、10年間で数百万人が犠牲になったともいわれています。文革について、中国共産党は1980年代に誤りだと認めましたが、今も自由な議論は許されていません。一方で、今月に人民大会堂で文革時代の歌を歌うアイドルが公演し、習近平国家主席をたたえるなど個人崇拝の再来とみられる動きもあり、文革時代に空気が似てきていると懸念する声もあります。