「オバマ氏、広島で道義的責任に言及へ」側近明かす[2016/05/19 11:54]

 オバマ大統領のスピーチライターを務めるローズ大統領副補佐官がANNのインタビューに応じ、オバマ大統領が広島で出す声明で原爆投下の「道義的責任」に言及すると明らかにしました。

 ホワイトハウス、ローズ大統領副補佐官:「オバマ大統領は核兵器を使用した唯一の国として、米国が『核兵器のない世界』を目指すことと核廃絶を主導する特別で道義的な責任を持っていることに改めて言及するだろう」
 ローズ副補佐官は「核兵器のない世界」を訴えたプラハ演説を執筆するなど、オバマ大統領の外交政策に強い影響力を持つ側近です。原爆投下の道義的責任はプラハ演説で初めて言及し、被爆地広島でも触れるかが焦点となっています。ローズ氏は、オバマ大統領は歴史から学ぶことの重要性を訴えているので、道義的責任に言及しても謝罪にはあたらないと説明しました。
 ホワイトハウス、ローズ大統領副補佐官:「原爆は広島だけでなく、長崎でも使用された。それは道義的責任の一部であり、人類の経験の一部でもある。オバマ大統領は長崎にも言及するだろう」
 ローズ氏は、オバマ大統領が長崎への原爆投下にも言及することも明らかにしました。

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