フジモリ氏長女・ケイコ氏やや劣勢?ペルー大統領選[2016/06/06 11:51]

 ペルーの大統領選挙は決戦投票の開票が始まり、フジモリ元大統領の長女、ケイコ・フジモリ氏をクチンスキー元首相がわずかにリードしています。

 (横地明子記者報告)
 ケイコ氏が選挙の状況を見守っているホテルの前です。投票直後から本当に多くの支援者が集まり、まるでお祭り騒ぎのような状態になっています。選挙管理委員会は、日本時間の午前11時に1回目の得票率を発表しました。開票率が36.1%の段階でクチンスキー元首相の得票率が50.58%で、ケイコ氏の49.42%をわずかにリードしています。
 ケイコ氏の支持者:「絶対に勝てるわ!国民の声は神の声よ。ケイコ氏がこの国を変えてくれる」
 クチンスキー氏の支持者:「誠実なクチンスキー氏と汚職の疑惑があるケイコ氏の決選なんだ。私はクチンスキー氏の誠実さを支持する」
 4月当初はケイコ氏が大きくリードしていましたが、投票が近付くにつれてクチンスキー氏がケイコ氏の父のフジモリ元大統領への拒否感、いわゆる「反フジモリ票」を取り込む形で支持を伸ばしてきました。どちらが当選したとしても、お互い激しい批判の応酬をしてきただけに選挙後もしこりが残る可能性があります。

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