トランプ氏の人種差別発言に批判 党内に支持撤回も[2016/06/08 11:49]

 クリントン氏との一騎打ちが確実となった共和党のトランプ氏は、新たな火種を抱えました。自らの人種差別的な発言で党内から批判が相次ぎ、支持撤回の動きも出ています。

 共和党・トランプ氏:「クリントン氏が大統領になればオバマ政権の大失敗が続くだけだ」
 トランプ氏はクリントン氏を批判したうえで、11月の大統領選挙の勝利に自信を示しました。一方、人種差別発言と批判されている問題には触れませんでした。トランプ氏は「トランプ大学の詐欺疑惑」を巡って自らが訴えられている裁判の担当判事について、「メキシコ系なので公正に判断できない」と発言しました。これを受けて、支持を表明したばかりの共和党の有力者・ライアン下院議長が「人種差別主義者の発言は容認できない」と批判したほか、共和党の他の議員が支持を撤回していました。

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