英国債、格下げ 米大手行も欧州事業見直し検討[2016/06/28 11:47]

 イギリスがEU(ヨーロッパ連合)離脱を決めたことを受けて、大手格付け会社2社はイギリスの国債を相次いで格下げしました。

 アメリカの大手格付け会社「スタンダード&プアーズ」は27日、「経済が際立って悪化するリスクがある」として、イギリス国債の格付けを最も高い「AAA」から2段階引き下げて「AA」にしました。また、「フィッチ・レーティングス」も上から2番目の「AAプラス」から「AA」に1段階格下げしました。国債が格下げされると、経済活動にマイナスの影響を及ぼしたり、その国への投資が鈍る要因になります。一方、欧米メディアは、イギリスの大手銀行「HSBCホールディングス」に続き、アメリカの大手銀行「JPモルガン・チェース」がヨーロッパ事業を見直す検討を始めたと報じました。

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