比大統領「後悔している」 首脳会談キャンセルで[2016/09/06 15:37]

 自らの発言でオバマ大統領との首脳会談がキャンセルとなったフィリピンのドゥテルテ大統領が「後悔している」という声明を発表しました。

 アメリカとフィリピンの首脳は、ラオスのビエンチャンで開かれているASEAN(東南アジア諸国連合)関連の会議に合わせて首脳会談を6日に行う予定でした。オバマ大統領は、フィリピンで麻薬犯罪の容疑者が適正な司法手続きを経ないまま1000人以上殺害されていて、ドゥテルテ大統領がこれを推進していることについて、人権上、問題があるとして首脳会談で取り上げる方針を示していました。これに対して、ドゥテルテ大統領は「口出しするのをやめて敬意を払え。くそやろう」と述べたため、アメリカ側は首脳会談を急きょ、取りやめました。6日にドゥテルテ大統領は声明を発表し、「発言がアメリカ大統領に対する個人的な攻撃として受け取られたことに我々は後悔している」として事実上の謝罪をしました。

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