日本からのファン大声援 落胆と悲鳴に変わり…[2016/09/10 11:46]

 テニスの全米オープン準決勝、錦織圭選手はスイスのワウリンカ選手に敗れました。試合会場には日本からも大勢のファンが駆け付け、試合を見守りました。ニューヨークから報告です。

 (横地明子記者報告)
 ニューヨークはとても湿度が高い一日でした。じっとりとまとわりつく湿気のように、息苦しい試合運びに観客席からは悲鳴と落胆の声が聞こえました。
 ファン:「精一杯、応援したんですが…。決勝に行ってもらいたかった」「最初、調子良かったんで勝てるかと思ったんですけど、残念でした」「中盤からなかなかペースがつかめなくて残念」
 序盤は調子が良かった錦織選手。徐々にワウリンカ選手の調子が上がってくると、自らのミスが目立つようになりました。第2セットを落とした際、ラケットを放り出すような様子も見られ、コントロールしていた忍耐力が途切れたようにも見えました。それでも、チャンスが来るたびに観客の声援はとても大きかったのが印象的でした。2年前に決勝に進んだ時よりも大きな歓声が送られていました。応援してくれる人が増えたこと、それが錦織選手がこの2年間で得た財産なのかもしれません。

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