トランプ氏どう反撃する?最後の“直接対決”[2016/10/20 10:33]

 アメリカ大統領選で、候補者の最後の直接対決となる3回目の討論会が始まりました。相次ぐセクハラ疑惑で苦境に立つ共和党のトランプ氏がどう反撃するかが焦点です。

 民主党・クリントン氏:「トランプ氏は銃のロビイストから大金を出してもらい、私に反対する広告を流している」
 共和党・トランプ氏:「私は銃規制に関する憲法修正2条の支持者だ。クリントン氏はあのような言い方をしたが、私は支持を誇りに思う」
 前回に続き、両候補は討論開始前に握手を交わすことなく、緊迫した雰囲気で始まりました。世論調査でクリントン氏に7ポイント差で引き離されているトランプ氏は最近、声高に主張している「選挙で不正投票が横行している」との持論やクリントン氏の健康問題などを取り上げ、個人攻撃を強めるとみられます。一方、クリントン氏はリードを維持するためトランプ氏の挑発には乗らず、安全運転に徹し、史上最低の討論会といわれた前回の汚名返上を目指すとみられます。最後の直接対決となる今回の討論会は、来月8日の投票に向けて有権者の重要な判断材料になります。

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