大エジプト博物館の建設　日本が費用の6割を支援[2016/10/25 08:01]

　日本政府が世界最大級の博物館の建設を支援するため、エジプトに新たに490億円余りを貸し出す円借款の署名式が行われました。

　「大エジプト博物館」ではツタンカーメン王の財宝をはじめ、これまで公開されていない貴重な文化財など約10万点が展示されます。2017年末に一部、2022年までに全面オープンする予定です。日本は総工費1400億円のうち、これまでの分と合わせて全体の約6割の総額842億円を貸し出して建設を支援します。エジプト政府はこの博物館を相次ぐテロなどで低迷する観光の目玉にしたい考えです。