両候補最後の訴え 「悪口」「連帯」と対照的[2016/11/08 17:57]

 アメリカ大統領選挙は、いよいよ投票まであと2時間となりました。

 (山下達也記者報告)
 (Q.両候補ともぎりぎりまで各地を飛び回っていたが、最後に訴えたことは?)
 トランプ氏はこれまで通り、クリントン氏の悪口、そして選挙に絶対勝つ、仕事を取り戻してアメリカを偉大にすると繰り返しました。一方、クリントン氏は、最も強調したのは連帯ということでした。お互いを尊重して協力し、アメリカを強くすると主張しました。これは、仮に選挙で勝ってもトランプ支持者との間で国内の亀裂は決定的で、その辺の溝を修復したいという思いが出ていました。
 最新の情勢は、アメリカの伝統でニューハンプシャー州の小さな田舎町で投票が行われ、ここではクリントン氏が勝利して、幸先の良いスタートとなりました。ただ、一部メディアからは、トランプ氏が激戦州の多くで勝って同点になるのではないかという指摘が出始めています。その場合、議会の下院が投票で決めますが、今回、下院は共和党が過半数を取る見通しで、トランプ氏は同点にさえ持ち込めば事実上、当選するというまさかのシナリオも浮上してきたわけです。

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