朴大統領支持派も動き出した 週末のソウルに緊張感[2016/11/19 16:33]

 韓国では19日も朴槿恵(パク・クネ)大統領の退陣を求める集会が開かれています。

 (西村香織記者報告)
 大統領府にほど近い光化門(クァンファムン)広場の両側は、合わせて12車線の車道がありますが、人でほぼ埋まってしまっています。そして、「朴大統領、退陣せよ」という大きな声がこの辺り一帯に何度もこだましています。土曜日の抗議集会は4週連続で、19日は全国各地で集会が行われています。集会は若者の姿が目立ちます。17日、韓国では「人生を決める」とまでいわれている大学の入学試験がありました。それが終わり、19日は大勢の高校3年生も参加しているとみられます。高校3年生の男子に話を聞くと「朴大統領は自分たちの声を無視しないでほしい。今すぐ下野してほしい」と強い口調で話していました。若者がそこまで反発する大きな理由は「朴大統領の親友の娘の裏口入学疑惑」などが挙げられます。「人生がコネやお金で決まってしまうなんて許せない」と若者の心に火を付けました。また、19日のデモが先週までと違うのは、ソウル中心部で行われているのが抗議集会だけではないということです。朴大統領を支持する団体がここから2キロほど離れた所で支援集会を開いています。今の時間はこの辺りまでデモ行進してくる予定でしたが、1キロ手前までに変更されました。朴大統領の「支持派」と「反対派」がトラブルを起こす可能性があり、緊張感が高まっています。
 (Q.朴大統領を支援するのはどんな人たち?)
 朴大統領を支援する人たちは高齢者が非常に多く、朴大統領には、父親の朴正煕(パク・チョンヒ)大統領の頃からずっと熱烈に応援している支援者がいます。高いと言われていた50代、60代の支持率が最近は9%まで落ちています。そのなかのぶれない支持者が19日は集まっていて、参加者の一人は「大統領の事情聴取もしていないのに退陣を求めるのはおかしい」と話していました。このところ、朴大統領は辞任せずに長期戦に持ち込もうとする姿勢が見えてきています。それを後押しするために、このタイミングであえて反対派のそばで集会を開いたという思惑があるとみられます。

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