トランプ氏、仲良しのEU離脱派を「駐米大使に」[2016/11/23 01:07]

 アメリカのトランプ次期大統領がイギリスの駐米大使の人事を巡って異例の注文を付けました。

 トランプ氏は21日にツイッターで、イギリスの駐米大使にふさわしい人物として、EU(ヨーロッパ連合)からの離脱派を先導したイギリス独立党の代表・ファラージ氏を挙げ、「駐米大使として素晴らしい仕事をするだろう」と述べました。移民受け入れ制限を主張するファラージ氏はトランプ氏と親しく、アメリカの大統領選で応援演説に立ったほか、選挙後の12日にはイギリスの政治家として最初にトランプ氏と直接会談しています。一国のトップに就任予定の人物が他の国の大使人事に注文を付けるのは極めて異例で、イギリスの首相官邸はトランプ氏の提案を拒否する意向を示しています。

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