米国と再び緊張状態に陥る恐れも カストロ氏死去で[2016/11/28 11:49]

 キューバのカストロ前議長の死去から2日が経ちました。アメリカのトランプ次期大統領は前議長を独裁者と非難しています。アメリカとの関係改善は進むのでしょうか。首都のハバナから報告です。

 (西尾哲也記者報告)
 キューバ国民の間には巨大な喪失感が漂う一方で、カリスマ的指導者亡き後の新たな国の将来像に対する関心も芽生えています。キューバはアメリカとの国交正常化以降、観光客が急増して、経済効果は今年上半期だけで1200億円規模に上ります。現在、議長を務める弟のラウル・カストロ氏は、アメリカとの対話政策や外国資本への開放政策を目指してきましたが、兄の亡き後、本格的な経済改革に取り組む可能性も指摘されています。その一方で、トランプ氏の側近の一人は27日、アメリカメディアの取材に対し、「正常化したキューバとの関係を確実に後戻りさせる」と発言していて、次期政権の出方次第では両国が再び緊張状態に陥る恐れもあります。
 キューバ市民:「キューバは独立のため150年以上、戦ってきた」
 29日にハバナでは追悼集会が開かれる予定で、数十万人が参加すると見込まれています。

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