国連安保理が緊急会合 北朝鮮の“人権問題”で[2016/12/10 12:16]

 国連の安全保障理事会は、北朝鮮の人権状況について緊急会合を開き、日本やアメリカなどが国際社会の脅威であると厳しく非難しました。

 別所浩郎国連大使:「国民が生活必需品の不足で苦しんでいるにもかかわらず、北朝鮮は国民の基本的人権や福祉を犠牲にして核兵器やミサイルを追い求めている」
 安全保障理事会は9日、北朝鮮の人権問題に関する緊急会合を開きました。中国やロシアなどは、「安保理の議題ではない」として開催自体に反対しましたが、アメリカや日本は核実験やミサイル発射を繰り返す北朝鮮の人権状況は「安全保障の脅威である」と主張しました。その後、国連本部ではパネルディスカッションが開かれ、脱北者の女性が栄養不足で息子を亡くした過去などを語り、北朝鮮で体験した人権弾圧の状況について各国の大使に訴えました。

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