日本人教師と出会い成長 中国学生作文コンクール[2016/12/12 23:55]

 中国人の学生による日本語の作文コンクールの表彰式が北京で行われ、日本人の教師との出会いが成長につながったという体験談などが熱く語られました。

 日本語の作文コンクールには、中国各地の大学などから過去最多となる5000本以上の応募作が寄せられました。最優秀賞を受賞した大学4年の白宇さんは、日本政府が尖閣諸島を国有化し、“過去最悪の日中関係”といわれた2012年に入学しました。親や友人から反対されるなか、やむを得ず専攻した日本語でしたが、日本人の教師との出会いを通じて、最後は日本語専攻に誇りを持つまでに至った過程をつづりました。
 中国・蘭州理工大学4年、白宇さん:「今年、私は大学院へ進学する。専門は日本語。今なら相手が誰であろうと私は胸を張って言える。私の専門は日本語です」
 表彰式に出席した横井中国大使は、あいさつで「様々な交流を通じて、日中友好の担い手になってもらいたい」と述べ、日本語を学習する中国人の学生に期待しました。

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