中国経済 「積極財政や人民元安定など」方針を確認[2016/12/17 10:56]

 中国の来年の経済政策を決める「中央経済工作会議」が不動産バブルを抑制し、人民元のレートを安定させる方針を確認して閉幕しました。

 16日まで3日間、行われた会議には習近平国家主席をはじめ、最高指導部7人が全員、出席しました。来年の中国経済について、過剰生産能力の解消や国有企業改革などを進めるとしています。そのうえで、今年よりも積極的に公共投資を行い、企業減税なども実施して景気を下支えする方針を打ち出しました。さらに、不動産バブルを防ぐため、投機目的の売買を規制するとしています。また、ドルに対して8年半ぶりの安値水準となっている人民元については「安定性を保つ」として、為替介入などを念頭に急激な変動を抑える方針を強調しています。

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