西沙諸島に民間の定期便 中国“実効支配”着々と[2016/12/23 16:55]

 南シナ海での実効支配を強める中国が、今度は西沙諸島の飛行場に民間航空機の定期便を就航させたと発表しました。

 中国国営テレビによりますと、22日、中国南部の海南島を出発した中国の民間航空機が南シナ海の西沙諸島で最大の永興島、英語名ウッディー島に到着しました。毎日1往復する予定で、この島に駐留する兵士や公務員のほか、許可を得たその家族らが利用できるとしています。永興島はベトナムなども領有権を主張していますが、中国は飛行場の拡張工事を5月に完了したほか、この島にミサイルを配備するなど軍事拠点化も進めています。

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