トランプ氏、トヨタを批判 日本企業にも矛先が[2017/01/06 11:48]

 アメリカのトランプ次期大統領は、トヨタ自動車がメキシコに新しい工場を建設する計画を批判し、アメリカ国内で生産するか、多額の国境税を支払うよう要求しました。

 トランプ氏は、ツイッターに「トヨタ自動車は、アメリカ向けのカローラを製造する新しい工場をメキシコに建設すると言っているがとんでもない」と書き込んでトヨタを批判しました。そのうえで、「アメリカ国内に工場を建設するか、多額の国境税を払うかだ」と要求しました。トランプ氏はこれまで、アメリカの自動車メーカーが海外で生産する車に高い関税などを求めていて、一部メーカーは海外に工場を作る計画を撤回しましたが、今回、初めて矛先が日本企業に向かいました。これに対して、トヨタは「アメリカでの生産や雇用が減るわけではない。アメリカには10の工場と13万6000人の従業員などを抱えていて、トランプ政権と協力していくことを楽しみにしている」とコメントしています。

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