“米国優先”の新政策どうなる 日本にも影響必至[2017/01/21 11:49]

 トランプ新大統領は今後、具体的にどのような政策を推し進めていくのか、ホワイトハウス前から報告です。

 (山下達也記者報告)
 ホワイトハウスのあるじとなったトランプ大統領が演説で最も訴えたのは、保護主義とアメリカが第一なので他国を防衛したくないというところだったので、日本にも強く影響が出そうです。トランプ大統領は執務室で、オバマ前大統領肝煎り(きもいり)のオバマケア見直しの大統領令に署名しました。TPP(環太平洋経済連携協定)については、就任と同時にホワイトハウスのホームページで即離脱すると宣言しました。ちなみに今は舞踏会に出席していて、早速、ダンスを披露するなどかなり勢い付いています。演説でのポイントは「アメリカの富が他国から奪われている」「他国の軍隊を支援して米軍を犠牲にしている」とこれまでよりも強く主張したところです。日本も念頭にしているのは間違いなく、TPPに代わる2国間貿易協定や在日米軍の費用負担問題で強い要求を突き付けてくることになりそうです。トランプ大統領は、関係の悪いCIA(中央情報局)本部を訪問してどやし付けるという報道も出ていて、とにかく強気の姿勢でぐいぐいと進めていきそうです。

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