日本企業に触れ、ブーイングも…トランプ大統領演説[2017/03/01 17:04]

 アメリカのトランプ大統領が就任後、初めて議会での演説に臨み、これから1年、アメリカの「在るべき姿」を訴えました。

 (山下達也記者報告)
 議会の中は共和党と民主党の亀裂が非常に鮮明でした。スタンディングオベーションはありましたが、議会の半分の共和党側ばかりで、民主党の方はしらっとなっていまして、時折、オバマケア廃止の件に触れると民主党の議員が親指を下に立ててブーイングをする光景もありました。実は、共和党のなかでもスタンディングオベーションがありましたが、トランプ大統領が言う国防費は増額するけども、外交や環境の予算は削るという案に公然と反発している議員がいまして、火種になりそうです。また、トランプ大統領は、今回はプロンプターも見て少し慎重に批判の言葉をとどめました。なので、終了後の世論調査では、57%の人が前向きに受け止めたと評価しました。ただ、オバマ前大統領やブッシュ元大統領の時は7割近い人が評価していたので、期待感という意味では少し違いがあります。

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