モスルの庁舎を「イスラム国」から奪還 イラク軍[2017/03/08 05:56]

 アメリカの支援を受けるイラク軍が過激派組織「イスラム国」からモスル西部にある主要な政府庁舎を奪還しました。

 2014年から「イスラム国」に支配されていたイラク第2の都市モスルでは、去年10月からイラク軍などの部隊が奪還作戦を始め、今年1月に東部を掌握しています。そして7日、戦闘の末、街の西部にある地元の警察、司法機関、博物館などの建物を奪還しました。アバディ首相も現地を訪れ、「イスラム国」の戦闘員に対して「投降して公正な裁判を受けるか、殺されるかの二者択一だ」と迫りました。今後は旧市街への展開を目指しますが、人口が密集しているうえ、抵抗を続けている戦闘員が多く立てこもっているため、作戦は難航しそうです。

こちらも読まれています