「シリアに安全地帯」 ロシアとイラン、トルコ[2017/05/04 23:01]

 激しい内戦が続くシリアを巡り、ロシアとイラン、トルコの3カ国は、シリア国内に安全地帯を設定することに合意しました。

 カザフスタンで4日に行われたシリアの和平協議で、アサド政権を支援するロシアとイラン、また、反体制派を支援するトルコの3カ国がシリア北部に安全地帯を設定する覚書に署名しました。安全地帯はアサド政権軍と反体制派の直接的な衝突を防いだり、避難住民の保護を目的とするもので、航空機の飛行や武器の使用が禁止されます。北西部のイドリブ県や中部ホムスなど4カ所に設定される予定です。シリア問題を担当する国連のデミストラ特使は、今回の合意について「停戦確立に向けた確かな一歩だ」と歓迎する考えを示しました。

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