政権交代?番狂わせ?文在寅氏優勢で大統領選迎える[2017/05/08 18:00]

 9日に大統領選挙が行われる韓国では、候補者らが最後の訴えを行っています。最新情勢はどうなっているのでしょうか。

 (高橋政光記者報告)
 最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)氏が優勢を保ったまま選挙戦最終日を迎えました。文氏は8日の会見で、外交安保問題の解決や経済活性化に自信を見せたうえで、「圧倒的支持があれば奇跡のような変化が可能だ」とさらなる支持を訴えました。夜には朴槿恵(パク・クネ)前大統領の弾劾(だんがい)を求めて大規模デモが行われた広場で最後の演説をします。一方、追い上げを図る他の候補者のなかでは、与党「自由韓国党」の洪準杓(ホン・ジュンピョ)氏が勢いを増しています。北朝鮮に対する強硬政策などで保守票を固めています。当初、文氏と“2強対決”とされた第2野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)氏は支持を伸ばせていません。政権交代が実現するのか番狂わせが起きるのか、9日夜に結果が出ます。

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