「統合大統領になる」文在寅新大統領 国民融和訴え[2017/05/10 10:30]

 韓国大統領選挙で開票が終了し、当選した最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)氏が大統領に就任しました。ソウルから報告です。

 (森林華子記者報告)
 東亜日報は、10日朝の朝刊一面で「文在寅大統領『統合の時代を開く』」と伝え、文氏が訴える“国民の融和”を支持しています。文氏は、9日深夜に開かれた勝利集会で「私を支持しなかった国民にも仕え、統合大統領になる」と述べました。「統合大統領」という言葉を使い、他の候補や支持をしなかった有権者との対立解消に努める考えを強調しました。しかし、前途は多難です。というのは、共に民主党の国会での議席数は4割で、他の政党との連携が不可欠だからです。外交問題については、北朝鮮との対話路線を主張していますが、圧力を強める日本やアメリカ、中国と摩擦を生むことも考えられます。また、日本については、慰安婦問題を巡る日韓合意を見直すべきと述べるなど関係構築に向けたハードルは高そうです。この後、文氏は10日正午に国会で就任を誓い、まずは大統領府スタッフの任命などに着手します。