世銀の経済見通し 日本はプラス1.5%に上方修正[2017/06/05 07:51]

 途上国への資金援助などを行う世界銀行は4日、世界経済の見通しを発表し、日本の今年の実質成長率の見込みをプラス1.5%と上方修正しました。

 世界銀行によりますと、今年の世界全体の成長率はプラス2.7%と1月の前回の発表から据え置いた一方で、日本の成長率についてはプラス1.5%と前回から0.6ポイント上方修正しています。IT関連の製品の輸出の伸びや国内の設備投資が勢い付いていることなどが要因とされましたが、消費は抑制気味で、賃金の上昇も弱いと指摘されています。アメリカについてはプラス2.1%と前回から0.1ポイント下方修正しました。トランプ政権の大規模減税などは成長率を短期的には上げる一方で、金利の急上昇につながる可能性があるということです。

こちらも読まれています