「トモダチ作戦」で被ばく 米軍兵士ら東電など提訴[2017/08/25 16:55]

 東日本大震災直後のアメリカ軍による支援活動、いわゆる「トモダチ作戦」に参加して被ばくしたとして、海軍の兵士らが東京電力などに対して損害賠償などを求めて提訴しました。

 提訴したのはアメリカ海軍所属の空母の乗組員ら157人で、東京電力などを相手取り、治療名目で50億ドル、約5500億円規模の基金や損害賠償を求めています。訴状によりますと、原発事故によってがんを含む健康上の被害を被っただけでなく、被ばくに関連する疾患で5人が死亡したなどとして、東京電力は作戦に参加した乗組員に影響が出ることを予見できたと主張しています。これに対し、東京電力側は「原告らの主張及び請求内容を精査したうえで、適切に対処していく」とコメントしています。

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