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イラク北部では「国家を持たない最大の民族」と呼ばれるクルド人の独立の是非を問う住民投票が締め切られ、開票が始まりました。独立機運が高まる一方、周辺国との間では緊張が高まっています。現地から報告です。
(阿部健士記者報告)
長年の悲願である独立に向けて大きな一歩を踏み出したクルド人自治区ですが、一方で大きな波乱要因ともなりつつあります。開票の中間集計では、独立「賛成」派の票が9割を超えていて、圧倒的多数を占めるのは確実です。しかし、イラク政府は今回の住民投票を認めておらず、場合によっては軍事介入も辞さない構えを見せています。26日からは同じくクルド独立に反対するトルコと合同で大規模な軍事演習を実施するとしています。隣国のイランもクルド人自治区との航空便の往来禁止や国境付近での軍事演習など圧力を強めています。クルド独立が中東での新たな火種となることは避けられず、この地域が混乱に陥るようなことになれば、弱体化しつつある過激派組織「イスラム国」が再び勢力を取り戻す、そうした恐れもあります。
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