日本の核廃絶決議案 表現弱まり賛成票が大幅減[2017/10/28 11:49]

 日本が国連に毎年、提出している核兵器廃絶決議案を巡り、表現が去年よりも後退しているなどと反発が相次ぎ、採決では賛成票が大幅に減少しました。

 日本による決議案の提出は24年目になりますが、核軍縮に関する表現が複数の箇所で弱められていることや7月に国連で採択された核兵器禁止条約に言及していないことから、批判が相次ぎました。
 棄権したニュージーランドの軍縮大使:「これまでの決議案との本質的な違いに失望を表明します」
 高見沢将林軍縮大使:「そういった(批判の)声も謙虚に受け止めながら、具体的なことをやっていかなければいけないだろうと思ってます」
 決議案は採択されたものの、賛成は144カ国と2002年以来の低水準にとどまり、核兵器禁止条約の推進国を中心に棄権した国が去年の17カ国から27カ国に増加しました。

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