トランプ陣営元幹部ら2人起訴 ロシア疑惑めぐり[2017/10/31 10:31]

 去年のアメリカ大統領選挙を巡る「ロシア疑惑」の捜査に絡み、トランプ陣営の元幹部ら2人が資金洗浄などの罪で起訴されました。

 トランプ陣営で選挙対策本部長を務めたマナフォート氏ら2人は約20億円の資金洗浄や脱税など、12の罪に問われています。2人はロシアと近い関係にあったウクライナの前政権のためにロビー活動を行い、その際に得た多額の収入を隠したとされています。トランプ氏は、ツイッターに「マナフォート氏が陣営に加わる何年も前のことだ。共謀なんてない」と投稿し、ロシア側との共謀を否定しました。一方、ミュラー特別検察官は、トランプ陣営で外交顧問を務めたパパドポロス氏がロシア政府とつながりがある大学教授と面会した時期について「トランプ陣営に入る前だった」と偽証したことを認めたと発表しました。実際にはトランプ陣営に入った後、この教授に接触していました。パパドポロス氏は教授から、ロシア政府がクリントン氏に不利な情報を大量に持っていると知らされたということです。アメリカメディアは、トランプ陣営が選挙中にロシア側と共謀した可能性もあるとして注目しています。

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