北朝鮮の五輪参加意向 中国も歓迎「良いことだ」[2018/01/02 23:31]

 北朝鮮の金正恩委員長が平昌(ピョンチャン)オリンピックへの代表団派遣の意向を示したことを受け、韓国政府は南北会談の開催を提案しました。また、中国も北朝鮮のオリンピック参加を歓迎すると発表しました。

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、今年初めての閣議で金委員長の意向を歓迎すると述べました。さらに、趙明均(チョ・ミョンギュン)統一相は「9日に軍事境界線にある板門店(パンムンジョム)で、南北高官級会談を開くよう北朝鮮に提案する」と発表しました。今後は板門店にある南北の連絡チャンネルを通じて会談のメンバーや議題を協議したいとしています。
 中国外務省・耿爽報道官:「北朝鮮と韓国がこれをきっかけに相互関係改善や朝鮮半島情勢の緩和を推進し、非核化の実現に確実な努力をすることを歓迎し、支持する」
 また、中国外務省は北朝鮮と韓国のリーダーがオリンピックを通じて関係改善に向けた動きを見せていることは「良いことだ」と述べ、歓迎する意向を示しました。一方、金委員長がアメリカに対して「核のボタンはいつでも机の上にある」と威嚇したことについては、「アメリカとの対話を通じて解決を図る正しい軌道に戻す努力をしてほしい」と牽制(けんせい)しています。

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