核・ミサイルは?南北会談 北朝鮮ペースの展開も[2018/01/08 17:03]

 南北高官級会談を9日に控え、関係国に動きが出てきました。ソウルから報告です。

 (高橋政光記者報告)
 (Q.会談では平昌(ピョンチャン)オリンピックへの北朝鮮の参加問題が協議されるということだが、それ以外のテーマも取り上げられる可能性はあるのか?)
 その可能性は極めて高いといえそうです。北朝鮮も南北関係改善への意欲を示しています。なかでも、韓国と北朝鮮で離ればなれに暮らしている家族を再会させる事業が鍵になりそうです。北朝鮮の金正恩委員長は1日の年頭あいさつで、核弾頭と大陸間弾道ミサイルの大量生産、実戦配備を指示しました。そのため、北朝鮮にとって軍事的な協議はハードルが高いのです。9日の会談にも軍当局の高官は双方、出席しません。一方、南北の離散家族再会事業は人道的なもので、面会施設が北朝鮮の金剛(クムガン)山にもあるため、北朝鮮にとっても受け入れやすいとみられています。
 (Q.南北が急接近する可能性があるということになると、他の問題に与える影響はどんなものがあると考えられるか?)
 韓国では北朝鮮との対話実現を評価する声が多い一方、北朝鮮ペースの展開に警戒を示す見方もあります。韓国政府はこれまで南北首脳会談、共同事業も手掛けた北朝鮮問題のエースを会談に派遣し、一気に関係改善につなげようとしています。ただ、経済制裁にあえぐ北朝鮮がそこに付け込み、金剛山観光事業や開城(ケソン)工業団地の操業再開など見返りを求めてくる可能性もあります。南北の思惑が交錯するなか、会談では激しい主導権争いが繰り広げられそうです。