北朝鮮と「対話続ける」韓国 日韓合意は改めて批判[2018/01/10 11:46]

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が10日午前から年頭の会見を開き、9日の北朝鮮との協議について「これが始まりだ」と述べ、さらなる対話を続ける方針を示しました。ソウルから報告です。

 (高橋政光記者報告)
 文大統領は平昌(ピョンチャン)オリンピックの成功をきっかけに、北朝鮮の核問題を平和的に解決しなければならないと強調しました。
 韓国・文在寅大統領:「平昌で平和の水が流れることになれば、これを強固な制度として定着させます。北朝鮮の核問題解決と平和定着のため、さらに多くの対話と協力を引き出します」
 会見で、文大統領は「朝鮮半島の非核化が決して譲歩できない基本的な立場」だと厳しい姿勢を見せました。ただ、9日の南北会談に出席した北朝鮮側代表は韓国側から非核化を求められたことに対し、強烈な不満を表明しています。南北融和の兆しが見えたものの、大きな課題が残されているのも事実です。また、文大統領は慰安婦問題について「間違った結び目は解かれなければならない」と日韓合意を改めて批判しています。日韓関係の重要性にも触れているものの、日本側の反発は必至です。南北の急接近で日本やアメリカとの協力関係にほころびが出ないか、韓国政府は難しい対応を迫られています。