米朝会談はシンガポール?“ノーベル賞”にニヤニヤ[2018/05/10 11:45]

 アメリカのトランプ大統領は米朝首脳会談の場所について3日以内に発表すると述べ、シンガポールが有力とみられています。また、北朝鮮から解放されたアメリカ人3人は、まもなくトランプ大統領が待つワシントン近郊に到着します。

 (山下達也記者報告)
 トランプ大統領は解放された3人をまもなく空港に自ら迎えにいきます。首脳会談前の具体的成果として存分にアピールしたい考えです。
 トランプ大統領:「誰もこんなことが起きるとは考えていなかった。3人を解放してくれて金正恩氏に感謝する」「(Q.ノーベル平和賞に値するか?)皆がそう思っているが、私からは言ってないよ」
 トランプ大統領は上機嫌ですが、政府内には「解放は前提条件だ」との冷静な声もあります。専門家からは、北朝鮮が解放をじらしていたので、金正恩委員長が交渉カードとして活用して主導権を握り、トランプ政権側が非核化などで譲歩したのではという懸念も出ています。トランプ大統領は板門店(パンムンジョム)での首脳会談は否定しました。政府内には、板門店では金委員長や仲介役の文在寅(ムン・ジェイン)大統領のペースになると懸念が出ていたので、踏みとどまったといえます。CNNは「ホワイトハウスは、シンガポール開催で準備している」と報じ、トランプ大統領も言及していることから近く固まりそうです。政府高官は、まだ多くの事前協議が残されていると指摘していて、非核化などを巡ってはまだ溝がある模様です。