大使館移転目前で歓喜と反発 緊張高まるエルサレム[2018/05/14 11:52]

 イスラエルにあるアメリカ大使館が日本時間の14日夜、テルアビブからエルサレムに移転します。反発を強めるパレスチナ側は、大規模なデモを呼び掛けていて、緊張が高まっています。現地から報告です。

 (阿部健士記者報告)
 大使館移転を祝う記念式典は今から約10時間後に始まります。トランプ大統領の長女・イバンカ補佐官らアメリカからの使節団も出席するため、大使館周辺は厳戒態勢となっています。イスラエルとしては、実効支配しているエルサレムを首都として国際社会から認めてもらうことが長年の悲願でした。イスラエルは「トランプ大統領はユダヤの友人だ」と今回のアメリカの決定を受けて親密ぶりをアピールし、勢い付いています。一方、東エルサレムを将来の独立国家の首都と位置付けるパレスチナ側は反発を強めています。14日はパレスチナ全土で100万人規模の抗議デモを呼び掛けていて、さらなる衝突が懸念されています。今回の大使館移転で両者の対立の激化は避けられず、中東和平交渉の再開は絶望的な状況となっています。