パレスチナ自治区 現在の様子は? 米大使館移転[2018/05/15 17:16]

 トランプ政権がアメリカ大使館をエルサレムに移転した事に端を発した騒乱が収まりません。パレスチナ側の抗議デモにイスラエル軍が発砲、58人の死者が出ています。15日もさらなる衝突が心配されるパレスチナ情勢ですが、そのパレスチナ自治区のヘブロンから報告です。

 (阿部健士記者報告)
 今はエルサレムから南に30キロほど離れたパレスチナ自治区のへブロンという場所に来ています。ヘブロンでも昼すぎから抗議デモが行われる予定です。当初は午前中から行われる予定でしたが、14日のガザ地区の死者の喪に服すため、開始時間を遅らせたということです。街の様子は平穏な様子ですが、嵐の前の静けさといった感じです。14日はアメリカ大使館のエルサレム移転、さらに、ガザ地区の衝突で58人が死亡しています。こうしたなか、15日はさらなる緊張と衝突が懸念されています。というのも、15日は「ナクバの日」と呼ばれる70年前にイスラエル建国によって故郷を奪われたパレスチナの人々にとっては忘れられない日だからです。ガザ地区を実行支配しているハマスは15日、インティファーダを民衆に呼び掛けていて、パレスチナの人々の怒りはさらに高まり、衝突の連鎖が続くことになりそうです。