蜜蜂大量死で農薬禁止 農薬メーカー側の訴えを却下[2018/05/18 05:56]

 EU(ヨーロッパ連合)でミツバチの減少や大量死につながるとして一部の農薬の使用が禁止された問題で、欧州司法裁判所は規制の撤回を求める農薬メーカー側の訴えを却下しました。

 問題となっているのは、世界中で広く使われているネオニコチノイド系の農薬3種類で、ミツバチへの影響などが懸念され、EUでは2013年から使用が一部禁止されています。これに対し、農薬メーカー2社が「調査が不十分だ」として規制の撤回を求めていましたが、欧州司法裁判所は17日、「対策は妥当だ」として規制を支持する判決を言い渡しました。これらの農薬についてEUは先月、規制をさらに強化して全面禁止としましたが、日本では規制されていません。

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