次世代交通「ハイパーループ」 リニアのライバルか[2018/07/23 11:52]

 「ハイパーループ」と呼ばれる次世代の交通システムを見据えたコンテストがアメリカで開催されました。ハイパーループは、気圧を下げて真空状態にしたループ、つまりトンネルの中をリニアモーターカーのように車両を磁石の力で浮かせ、高速で走らせる仕組みです。将来は人や物が移動する手段として実用化が期待されています。

 「スペースX」創業者、イーロン・マスク氏:「このコンペは街を一変する交通システムづくりにつながる」
 ハイパーループは、宇宙ベンチャー「スペースX」の創業者、イーロン・マスク氏が提唱したもので、世界中で建設計画が進んでいます。ロサンゼルス近郊で行われたコンテストは、車両のスピードを競うもので世界各国から20の大学が参加し、ドイツのミュンヘン工科大学が時速466キロを出して優勝しました。日本からは2年連続で慶応大学が参加しましたが、今年はトラブルのため走行できませんでした。

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