南米・ベネズエラ 通貨10万分の1に切り下げへ[2018/08/20 05:57]

 経済の混乱が長引く南米のベネズエラでは、通貨の単位を10万分の1に切り下げるデノミネーションを20日から実施します。

 ベネズエラのマドゥロ大統領は先月、通貨「ボリバル」を10万分の1に切り下げるデノミを実施すると発表していました。20日から現在、流通している10万「ボリバル」を新しい単位の1「ボリバル・ソベラノ」と交換するということです。当初は1000分の1の切り下げの予定でしたが、物価上昇のペースに追い付かず、切り下げ幅を拡大しました。ベネズエラは世界有数の産油国ですが、2014年の原油価格の下落後は外貨不足に陥り、インフレ率が年末までに100万%に達するとの見通しもあります。

こちらも読まれています