パナソニックは、イギリスにあるヨーロッパの本社をオランダに移転すると発表しました。EU(ヨーロッパ連合)離脱の影響を避ける狙いがあります。
パナソニックはヨーロッパの事業を統括する本社をイギリスのロンドン近郊に置いていましたが、10月からオランダのアムステルダムに移転させるということです。理由については「ヨーロッパの異なる市場に容易にアクセスできるようにして、効率化や競争力の強化を目指す」としていて、イギリスのEU離脱に伴う関税や貿易などの影響を避けた形です。日系企業ではすでに金融機関が拠点をイギリス国外に移転する動きを見せていますが、EU離脱交渉が難航するなか、こうした流れが製造業にも広がる恐れがあります。
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