中国なぜ反発を抑制?海自潜水艦の南シナ海訓練で[2018/09/18 13:42]

 海上自衛隊の潜水艦が南シナ海で訓練を実施したことについて、中国は「行動は慎重にすべき」と反発しているものの、比較的抑制的なトーンに終始しています。

 中国外務省・耿爽副報道局長:「現在、南シナ海の情勢は安定に向かっている」「行動は慎重にし、地域の平和と安定を損なわないでほしい」
 中国外務省は会見で海上自衛隊の訓練について、「地域の平和を損なう」などと批判しました。ただ、今回は「厳重な抗議」などの強い表現は使わず抑制的なトーンに留めています。訓練実施の発表から2日目を迎えましたが、中国の国営メディアもほとんどこのニュースを伝えていません。アメリカとの貿易戦争が激しさを増すなか、来月に首脳会談を控える日本とは友好ムードを演出したいのが本音で、日本を取り込む形でアメリカと対峙したい中国の思惑が見え隠れしています。

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