モルディブ大統領選挙 野党統一候補が現職を破る[2018/09/25 15:09]

 インド洋の島国モルディブで大統領選挙が行われ、インドとの関係を重視する野党統一候補のソリ氏が“中国寄り”とされた現職大統領を破りました。

 モルディブの選挙管理委員会は、暫定集計として野党統一候補のソリ氏が過半数を獲得したと発表し、ソリ氏は「人々は変化と平和、そして正義を求めた」と勝利宣言を行いました。現職のヤミーン大統領が中国の「一帯一路」構想のもと、多額の支援を受けながらインフラ整備を進める一方、ソリ氏は現政権は中国に依存し過ぎで、悪化しているインドとの関係を重視するべきだと批判しました。そのため、今回の選挙は中国とインドの「代理選挙」だという見方も出ていました。ソリ氏は11月中旬に新たな大統領に就任する見通しで、任期は5年となります。

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