テスラCEOのツイートは混乱招いた…米SECが提訴[2018/09/28 17:08]

 アメリカの電気自動車メーカー「テスラ」のイーロン・マスク最高経営責任者は「株を非公開化することを検討している」とツイートしたことが詐欺の罪にあたるとして提訴されました。

 マスク最高経営責任者はテスラのほか、ファッションの通販サイト「ZOZOTOWN」を運営する前澤友作社長の月旅行で話題になった民間宇宙企業「スペースX」の設立者としても知られています。マスク最高経営責任者は先月上旬に「テスラ株を非公開化することを検討している」とツイッターに投稿し、半月後に撤回しました。その間にテスラの株価は一時、6%以上も上昇しました。このツイートについてアメリカ証券取引委員会は、虚偽の投稿によって投資家を混乱させたとして、マスク最高経営責任者を証券詐欺の罪でニューヨーク州の連邦地裁に提訴しました。マスク最高経営責任者にテスラなどの経営から退くことや制裁金を支払うよう求めています。これに対し、マスク最高経営責任者は「私は常に投資家の利益のために行動している」などと反論しています。

こちらも読まれています