NY株大幅続落でトランプ大統領「FRBは制御不能」[2018/10/12 11:48]

　世界的な株安が一周して迎えた11日のニューヨーク株式市場では、2日連続の大幅下落となりました。トランプ大統領は再び、下落は制御不能なFRB（連邦準備制度理事会）のせいだと訴えました。

　トランプ大統領：「FRBは制御不能だ。FRBのやっていることは間違っている」
　トランプ大統領は、これまでの株高はトランプ政権の成果だとアピールしてきたため、来月の中間選挙を前に株価下落はFRBの利上げの影響だと主張して責任転嫁した格好です。10日に800ドルを超える急落となったニューヨーク市場のダウ平均株価は11日も一時、700ドル近く下落しました。利上げに対する警戒感が続くなか、午前中は値上がりに転じる場面もあり、乱高下する展開となりました。終値は金融やエネルギー関連を中心に全面安となり、前日に比べて545ドル安の2万5052ドル83セントでした。