“裁断アート”に便乗? 破壊行為に仲介業者が警告[2018/10/12 18:54]

 落札の瞬間に裁断された芸術作品。これに便乗する信じられない行為だ。

 美術史に残る大事件。ご存じ、落札直後に作者・バンクシーが仕掛けていたシュレッダーで裁断されてしまった絵画「少女と風船」だ。気付いた人の表情が衝撃の大きさを表していた。指を差して目を見開いて頭を抱える。作品は、下半分ほどが裁断されてしまったことでその行方が危ぶまれていたが、このたび、予定どおりに落札者との間で売買が成立したという。約1億5400万円。落札した女性コレクターは悩んだ末にあの晩、新たな作品が誕生したと購入を決断。裁断行為自体に芸術的価値を認めたようだ。作品名は「愛はゴミ箱の中に」と改めるという。ところがだ…一連の騒動と切り刻まれたことでむしろ作品の価値が上がるのではないかといった観測に黙っていられなかった人がいた。同じプリントが600点存在する「少女と風船」。持ち主の1人から美術品の仲介業者に「自分の物もシュレッダーにかけたら値段上がります?」との問い合わせがあったというのだ。仲介業者は絶対にまねをしないよう忠告したというが後日、写真が送りつけられたという。写真を送ってきた人物は相場の倍の価格で買い取らないかと持ちかけてきたという。だが、仲介業者は…。
 美術品仲介業者:「愚かで投機的な破壊行為が信じられない」 意味もなく、作品の価値を台無しにすることだと切り捨てた。値段をつけるとすればせいぜい1ポンド=150円程度だという。